ゲームの話(つづき)

前回(id:ameni:20100201)のつづき。
実際にプレイしてみました。まず、NP(FC)版のシナリオ#1。
1.戦士(剣士)ドワーフ
2.侍(魔法戦士ドワーフ
3.戦士(軽戦士)人間
4.盗賊(トリックスターホビット
5.僧侶(司祭)人間
6.ビショップ(魔導)エルフ
 
#1では、最高値は種族にかかわらず一定なので、種族は何でもよいのですが、最初から侍を作る場合にはドワーフあたりを選ばないと、相当ボーナスが高くないと作れなくなってしまいます。そうなると、人間でないキャラが一人だけいるというのもヘンなので、結局いろいろな種族をとり入れてみました。それにどうせ、シナリオが進むと各種種族を使うわけですから、キャラクタの連続性を考慮して、最初からドワーフ・エルフを積極的に取り入れてみた次第です。
それでは、一人ずつみてみます。
はじめの戦士(剣士)、次の侍(魔法戦士)はいいでしょう。#1では侍の装備は戦士とほぼ共通なので(実は忍者もほぼ共通。つまり「FSLN」タイプ)、イメージどおりです。3.戦士(軽戦士)はですね、1人目と異なり人間で作ってみます。というわけで、種族を人間にすることによって「軽戦士」を表現してみたのですが、しかし先に書いたとおり#1では、ステータス最高値は種族にかかわらず一定なので、あまり意味がないんです。機動力重視で攻撃力は低いという、テーブルみたいな細かい設定は、ウィズだと#BCFあたりでキャラデザインできるのですが、#1ではそうもいきません。やっぱり#1ですから自由度はそれほど高くないので、ここはガマンです。
一方の呪文専門職については、僧侶・魔法使い・ビショップがいます。魔法使いはHPが低いので終盤で使えないので、ここはビショップを使います。鑑定もしなければいけませんし。ここで、呪文系を2名にするのなら、ビショップ×2でいいことになります。ところがここで問題が起きます。まずは、序盤の使い勝手の悪さという問題です。僧侶も魔法使いも、一つの系統しか覚えないのですが、そのぶん系統全マスターは早く達成できます。一方のビショップは、2系統同時習得なのですが、しかしかなりレベルを上げないと全呪文マスターしてくれません。となると、中盤ではかなり使いにくいです。とある攻略本にはビショップについて、「出来の悪いメイジと割り切って育てよう」とありますが、レベル13になってもマハリトあたりしか使えないというのは、割り切ろうにも無理です。そして次の問題は、キャライメージについてです。白魔法と黒魔法は、かなり性質が異なるので、その使い手もかなりはっきりしたキャライメージが成り立ちます。たとえば、白=癒し、黒=攻撃的、とか。あるいはFF3のように、白=ネコミミとか。文字どうり「白黒はっきりする」わけです。ドラクエ4でも、クリフトとブライはかなりイメージが異なります。これが#1ではハッキリしなくなってしまうということに対して、個人的にかなり気になるのです。せっかく僧侶=ゴールドムーン、魔法使い=フィズバンみたいなキャラを作っても、転職ののちに両方ともビショップになる、というのでは、かなりやりにくいです。ここで、これらの問題をクリアするとなると、結論としては僧侶+ビショップとなります。ビショップは序盤では、いないものとして扱うしかないですね。
 
これでプレイしてみます。#1といえば、地下1階をウロウロしたのち、マーフィーでレベルを稼いで地下10階へ突撃する、という力技です(アイテムコンプリートやマップコンプリートを目指すなら別ですが)。NP版では、マーフィーが意外と倒しやすかったので、かなり早めにレベルが上がりました。ところが、地下10階へ行くタイミングが図れません。NPではジャイアント系がマカニトで倒せるという裏技があるのですが(ドラクエでいえば、メタルスライムザラキで倒せる、みたいな感じです)、こちらの呪文メンバーが、侍・僧侶・ビショップなので、レベル10〜12程度では誰もマカニトを使えません。攻撃魔法の系統がかなり貧弱なんです。魔法使いがいませんから。こうなると直接攻撃で押すことになるのですが、しかしこのレベルですとまだ破壊力がありません。このままだとけっこうツラいプレイになったと思います。ところが今回は、非常に早い段階でむらまさを見つけることができたので、侍の攻撃にかなり期待できることになりました。
結局、カシナートなどの戦士用武具がなかなか出なかったので、最終的には侍+ビショップの2名だけが頼り、あとはパーティーの盾というか荷物持ちというか、という微妙な状態となってしまいました。