路地裏新幹線?…「つばめ」鹿児島の県道スレスレ陸送

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20090624-OYT1T00474.htm

2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に向け、「つばめ」の新型車両3両が24日未明、鹿児島県薩摩川内市の川内車両基地に搬送された。
 両側に住宅地が並ぶ細い県道が最大の難所で、県によると、道幅が最も狭い所は約3.7メートル。車両の幅は3.38メートルとスレスレで、人が歩くほどの速度で慎重に進んだ。

新幹線車両は在来線を使った輸送ができないので、陸送になってしまいます。私も大阪で新幹線の陸送を見たことがありますが、川内ほど狭いところは珍しいと思います。私鉄車両の陸送が狭いところを通過するのはありますが。
東海道新幹線の営業開始のときには、陸送はパトカー先導だったようです。雑誌の記述によると「まさに国家プロジェクトにふさわしい威容」だったとか。
 
川内では一部の全検(全般検査)ができないので、在来線の車両基地まで輸送するのですが、それも陸送です。もちろん博多まで開業したときにはそうではないはずです。wikipedia鉄道車両の検査(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%81%93%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%81%AE%E6%A4%9C%E6%9F%BB)では、

台車検査
新幹線車両における、重要部検査と同等のもの。前回の検査(全般検査もしくは台車検査)から12か月以内もしくは走行距離60万キロメートル以内に行わなければならない。

とあります。なお、国交省告示の用語では、台車検査も「重要部検査」であり、また1年6か月以内(または60万キロ以内)です。昔何かのテレビ番組(たぶんタモリ倶楽部)で私鉄の車両検査風景を映しつつそこでタレントが遊んでいましたが、新幹線の台検はそんな雰囲気ではないようです。ただ全検と異なり、台検は系列会社への委託も進んでいたりしているようですが。