打ち歩詰め

YAHOO!のゲームの一つに将棋があります。私がすごく苦手なゲームです。そこでは、YAHOO!による禁じ手が紹介されていますが、よくみると「千日手」が禁じ手になっているようです。しかし、禁止されているのは「連続王手の千日手」であり(王手をかけている側が手を変えないといけない)、単なる千日手は反則ではないはずです(http://www.shogi.or.jp/nyuumon/3/hansoku.html)。
 
ここでよくみると、

Yahoo!ゲームでは、二歩などの禁じ手は指す操作ができないようになっています。

とあります。ですから、

対戦相手に引き分けを提案してください。

となっている千日手は厳密には反則行為ではない、とも考えられます。
 
ところが、そうなると打ち歩詰めの場合に、話が怪しくなります。
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/games/play/play-41.html

打ち歩詰めについて
Yahoo!ゲームの「将棋」では、打ち歩詰めを行った場合は不正行為と見なし、負けとなります。

とありますから、システム上では打ち歩詰めは不可能ではないのでしょう。
しかもこの続きには、

打ち歩詰めだけでなく、公正さを欠く悪質な行為がなされた場合には、ほかのユーザーの皆さまへの影響を考慮して、該当Yahoo! JAPAN IDが削除されることがあります。

とあって、なんだか打ち歩詰めに対して異様に厳しい態度なんです*1
なんで打ち歩詰めごときでID削除されなきゃならんのですか。
あるいは、打ち歩詰めが禁止されている理由の俗説としての「寝返った下っ端兵を使って相手の大将を討ち取ろうとするのは、相手に対して失礼に当たる」という考え方をYAHOO!が採っていて、打ち歩詰めはヤフオク違法商品出品レベルの悪行とみなされているとか。
ともかく、PCゲームの禁じ手なんて、「できないようにしておく」のが当然のはずですよね。以前私のPCに入っていた「五目ならべ」では、対戦相手のPCが時々三三なんかをやり出して「反則勝ち」になったりしましたが、それに意味があるとは思えなかったんですよ。

*1:ここは、この規定が「打ち歩詰め」が「悪質な行為」の一例であるとしているともとれるし、「打ち歩詰め」にさらに「悪質な行為」を重ねてした場合の規定であるともとれるので、何とも言えないところです。どちらかといえば、素直な読み方は前者でしょう。もし後者ならば、悪質な行為がID削除の原因なのは明らかなので、わざわざ「打ち歩詰め」の項に書く必要はないわけです。