越中島線の会議録

では会議録をみてみます。

第13回国会 衆議院運輸委員会第43号(昭和27年6月11日)
細田政府委員 東京港豊洲阜頭は、一部完成を見ておりまして、これの臨港鉄道につきましては、総武本線亀戸駅から分岐いたしております小名木川駅に至る貨物線を延長いたしまして、越中島を通りまして豊洲区阜頭に向うという、こういう鉄道を工事中でございます。ことに臨水駅につきましては、東京都におきまして専用側線といたしまして現在工事をいたしておるのでございまして、この請願の御趣旨はこれを促進せよということのようにも伺えますし、またこれを一般駅にしたらどうかということのようにも伺えるのでございますが、これは専用側線でございましても、もちろん一般の貨物は扱うわけでございまして、これができ上れば一般の貨物を扱うことになりますので、請願の趣旨はそれで達成いたされるのではないかと思つております。国有鉄道といたしましては、むしろ小名木川から豊洲の、東京都が工事いたしております専用側線との間の線路を強化いたすというような問題がございますが、これにつきましても、ただいま予算も見ておりまして、工事中でございますので、請願の御趣旨にすでに沿い得るような態勢になつておるかと考えておる次第でございます。

この時点では、小名木川以南は東京都の専用線として工事中である、とのようです。

第30回国会 衆議院運輸委員会第6号(昭和33年10月24日)
○天野(公)委員 次に運輸省にお伺いしたいのでありますが、昨今非常に東京港というものが発達をしております。しかもこの低地帯の発達というものは、非常に盛んになってきたわけであります。そこで小名木川の方に国鉄の貨物線が入っておりますが、ずっと線路が延びて晴海阜頭の方まで国鉄路線というものが一応措軌道が延びておるというような状況です。従って、今後この晴海の方に入っている臨港線を貨物の営業線に切りかえるようなお考えはないか。そういう点について一つお伺いいたしたいと思います。
○石井説明員 ただいま御質問のございましたように、江東地帯、特に晴海、豊洲という方面が非常に発展して参りまして、ただいま国鉄の線は亀戸から分岐いたしました小名木川駅から入っております。現在のところ、いろいろの専用線もございますが、主として東京都の専用線として運営されておるのであります。これの増強計画もいろいろ拝聴いたしておりますし、またその点についてのいろいろのお話も承わっております。私の方といたしましては、御承知のように営業線でいくか専用線でいくかということは、その線を使用する状態が一般的な公共に開放されておるかどうか、特定の荷主さんだけでお使いになるのかどうかという点で決定しなければならないのでありますが、ただいまのところ晴海埠頭線あるいは豊洲の線というようなものにつきましては、営業線あるいは公共臨港線という扱いもございます。あるいは今までのように専用線でいくかということにつきましては、ただいま運輸省におきまして臨港線協議会というものを私的な――私的なと申しては何でございますが、そういう関係官庁並びに私どもの方も入れていただいた打合会を持っておりまして、港湾局、鉄道監督局と私の方と一緒に御相談申し上げておる機関がございます。そういうところで東京都も加えましていろいろ御相談を申し上げておる最中であります。今後におきます出荷の見込みと、これに応じましてどういう作業成績であるか、あるいはこの線を御利用になる方々の性格が公共的なものかどうかというような点をいろいろ考慮して解決していきたいと思っております。さしあたり小名木川からは今は専用線扱いをしておりますが、途中の越中島というところまでは私の方の営業線として扱うことにきめて、近いうちにそういう措置をいたしたい、こういうように考えております。
○天野(公)委員 仄聞するところによりますと、その線をずっと延ばして、総武線東海道線を新橋あたりでつないでいこうという遠大な計画もあるようでございますが、そういう点の話が出ておりますかどうか。
○石井説明員 現在の東京都の晴海埠頭線を延長いたしまして、これを現在の芝浦でございますか、俗に月島線と申しておりますが、これで汐留の方に結ぶというのは構想としてはあるわけでございます。しかし、いろいろ具体的な技術的な問題として、現在の線をそのまま延長することが可能であるか、あるいはやはり別の線路で計画しなければならないかという点は技術的な問題としてはまだ十分検討されておらないわけであります。いずれにいたしましても、その線を結ぶということは、これは江東地帯並びに京葉工業地帯の発展のために必要なことであることは申すまでもございません。この点については東京都の方でもいろいろ御計画もあるようでありまして、まだ具体的な段階に入ってはおりませんが、そういう構想というものは当然あり得るし、またそういう方面についてわれわれも研究を進めて参りたい、こう考えております。

小名木川以南のうち、越中島までを国鉄の貨物線とする、という方針を説明しています。なお、越中島より先の区間は、20年ほど前に廃止されています。再開発が進む地域なのですが、橋梁などの痕跡が残っているようです。

第33回国会 衆議院運輸委員会第4号(昭和34年11月18日)
○天野(公)委員 鉄監局長と小倉副総裁がお見えでございますので、一、二点簡単に御質問いたしたいと思います。
 それはどういうことかといいますと、金町―新小岩間に貨物線が通っております。それから亀戸から越中島を通って晴海の方に貨物線が通っております。この沿線の人々には、ここに客車を通してもらいたいという要望が非常に強いわけです。私ども、この線に客車を通してもらうと、非常にこの土地の発展にもなるし、住民も助かると思っているわけですが、国鉄御当局にいろいろ今までお話ししても、なかなからちがあかない。なかなか問題も多いように思いますから、今後の見通しはどうかという問題が一つと、それから地元の方で利用債というものを引き受けるということになった場合には、一体どういう工合にお考え願えるか、この点が一つ。
 もう一つは、前々から御質問しておるわけでございますが、どうも昔からの総武線というものが千葉の方に重点がありまして、秋葉原から向こうは千葉監理局に入っていて、これは大へん言い方が悪いかもしれませんけれども、東京鉄道監理局と千葉鉄道監理局がランクがずいぶん違うので、秋葉原の向こうは今まで非常に損をしておったというふうに考えざるを得ないわけであります。できるならば、千葉市からこちらの方を東京鉄道監理局に入れていただくならば、非常にこちらの方面の鉄道の向上に資することができるのではないか、このように考えております。おそらく国鉄御当局は、関東支社でその調整はするのだという御答弁でございましょうけれども、それではなかなからちがあかないのでございまして、こういう点はどういうふうにお考えであるか。
 もう一点といたしまして、いわゆる江東線というものをもっと延ばしていって、総武線と汐留とを結んでいく、こういう大きな構想があるわけでございます。総武線東海道線を結ぶ、これは非常に意義深い路線であると考えておるわけでございますが、それに対する構想をこの際お聞かせ願いたいと思います。
○山内説明員 今先生のおっしゃいました江東線というのは俗称でございまして、いろいろな線を言うわけであります。先生のおっしゃいました金町―新小岩、亀戸―小名木川の両線の今後の建設につきまして御説明申し上げたいと思います。
 今言われました江東線に旅客列車を入れてほしいという地元の強い御要望が前からあるということは、われわれも十分承知いたしておりまして、そういう点につきましても、国鉄当局と一緒になりましていろいろ検討いたしております。また、ただいま御質問の中で、千葉監理局、東京監理局という話がございましたが、実はこれは東京を中心といたしました大東京都の交通圏としてわれわれの方は考えておるわけでございまして、局の分界その他につきましては、大して御心配になることはないし、本庁あるいは運輸省そのものが非常に慎重に考えておるところでございます。それで、ただいま御指摘のように、江東線に旅客列車を入れるということは非常に困難な状態にあるわけでございまして、言いわけのようになりますが、御説明さしていただきますと、江東線の金町1新小岩で現在一日に四十一本貨物列車が入るわけであります。この四十一本の貨物列車の運行というものは、この線の現状ではほとんど限度に近い本数でございます。といいますのは、単線でございますので、長大な貨物列車をそれだけ入れますと、輸送力というものはほとんど限界に近くなってくるわけであります。この線に旅客列車を入れるということを想定いたしますと、この線を全線にわたって複線化する必要が起こってくる。その複線化の状態が現在非常にむずかしいということは、用地買収その他で御了承願えると思うのでありますが、そのほかに、金町―新小岩の各駅に新しいホームを増設する必要がありまして、これらに多額の金がかかる。またその用地買収に多くの困難が起こるということが考えられるわけであります。しかも一方におきまして、この総武線常磐線は、御承知のように輸送力が現在でも非常に逼迫しておりますので、国鉄といたしましては、これらの増強をまず優先に考える必要があるということでございまして、このような理由から、遺憾ながら早急には御要望に応じ得ないという実情にある点について御了承願いたいと思います。またこの江東線は、さらに小名木川から専用線が晴海の方に入っておりまして、これを汐留へつなぐという構想でございますが、これは東海道線総武線との短絡線になりまして、これらの二つの地区は双方の発着貨物の非常に多いところでございますので、その流通の上に大きな利益がもたらされるということは明らかに考えられるところでございます。特に東京港の晴海地区、千葉工業地帯というものが昨今非常に発展しておりまして、これらの発展にさらに交通上の利便を与えることは非常に大きな効果があるということは、われわれも十分承知しておるところでございますが、この短絡線は何分にも工場、住宅というようなものが櫛比しておる周密地帯を貫いておりますし、そこはまた用地買収が非常に困難であり、かつまた隅田川を越す必要があり、晴海運河を越す必要がある。あるいは都市高速道路というものができることになっております関係上、これらを横っ断ずるということになりますので、特に非常に高い高架線を必要とする工事になって参りまして、工事費も非常に莫大になるということが考えられますので、以上二つの線の実現というものは、現在の国鉄の現状から見まして、なまやさしいものではないということを御了承願います。地元の御要望もまことに切なるものがありますので、国鉄とともに将来とも検討して参りたいと思いますが、現状では早々にこれに着手するという段階にないということを御了承を得たいと思います。
○小倉説明員 ただいま鉄監局長からの御答弁の通りでございまして、金町―新小岩を新金線と申しております。それから亀戸から越中島まで参ります線を俗称越中島線と申しておりますが、これはもともと貨物のために敷設いたしました路線でありまして、この地帯の貨物輸送は非常に込んでおりますので、現在のままではなかなか旅客輸送は困難でございます。ことに新小岩から金町の新金線は、これから先、田端を経由して東海道の方と結ぶという貨物列車の重要なルートにもなっておりますので、こういう線は、その使命から申しますと、やはり貨物を優先的にいたさなければいけないのではないかと考えております。
 それで利用債のお話がありましたが、利用債はいろいろ持っていただく限度がございまして、百パ―セント利用債を持っていただくわけにいかない。利用債といたしまして、たとえば一億で一千万円持つというのも利用債を持っていただくことになるのでございます。利用債をつけましても、自己資金と申しますか、やはり国鉄のふところから出さなければならない資金が相当多額に上りますので、そういう点で財政しただいまにわかに複線ということも相当困難ではないかと考えております。それから越中島から先を延ばしまして、晴海を経て汐留、品川に通ずる路線、これは大きな江東線にもなるのでございますが、これは早くから国鉄といたしましてもそういう構想は持っております。総武線の千葉方面と東京臨港地帯それから東海道を結ぶショート・カットの線が必要であるということはかねがね考えてはおりましたが、越中島と品川の間は専用線として東京都の方で多少の計画があったようであります。たしか三十一年の七月ごろと記憶いたしておりますが、東京都の方でルートを一応選定して、そのルートで国鉄に調査を依頼して参りましたので、国鉄としてもその調査をしました結果、原案よりも多少ずらして作った方がいいのじゃないかというようなことを三十三年に回答いたしております。しかしその後いろいろ高速道路との関係もございまして、また路線の選定もさらに再調査して変更を加えなければならぬというような事態が出て参りまして、国鉄としては臨港を連ねるかような線ができることは好ましいのではございますが、臨港線として専用線で作っていただいたらけっこうじゃないか、こういうふうにただいま考えている次第でございます。
 それから監理局の問題でございますが、私どもの申し上げたい答えを先生の方からおっしゃっいましたので答弁に窮する次第でありますが、実は東京監理局というのは非常に手が張っておりまして、輸送量から見ましても、列車回数から見ましても、要員から見ましても、日本全国のトップであるということはもちろんのこと、監理局自体としても非常に膨大で手が回りかねるというような状態でございます。ただ東京鉄道監理局と千葉監理局との間に配車その他輸送の面で差別をいたしておることは全然ないと思いますが、もし千葉の方で御不便の点がありましたら、地元の御指摘によってどんどん修正して参りたい、かように考えます。
 大体以上のようなことであります。

阪和貨物線と同様に、ここでも、旅客化の話がでています。ただ当時は、貨物の列車本数が多い、という理由があげられていて、これが阪和貨物線と大きく違うところです。

第94回国会 衆議院予算委員会第5分科会第1号(昭和56年2月23日)
○有島分科員 次に、小名木川線、これは貨車の線でございますけれども、亀戸−大島−砂町−豊洲、ここに至る貨物の引き込み線がございまして、これを客線にしてもらいたい、こういう要望がございます。この実現を阻んでいる隘路は一体どういうことなのか、それを承っておきたい。
○杉浦政府委員 御案内のように、この貨物線が現在貨物専用の線路でございますので、第一番目には、当然のことながら駅などの旅客輸送のための設備が全くございません。それから、現在単線でございますし、電化がされていないということでもございます。それから、道路を横切って平面交差がかなりたくさんございます。これらが隘路ということになるわけでございまして、旅客営業を開始するためには、この隘路を打開するためにかなりの設備の改良が必要である、相当多額の投資が必要になる、こういうことになることが予想されます。御承知のように国鉄財政が非常に苦しいときでございますので、なかなかこの問題の実現はむずかしいものと思われます。
○有島分科員 多額ということでございますけれども、大体どのぐらいかかってしまいますか。
○半谷説明員 私どもの方でまだ旅客輸送にする場合の細かい検討はいたしておりませんけれども、概算で見当をつけますと、この区間を旅客輸送するために必要な諸設備をいたしますと恐らく百億オーダーのお金がかかる、全体としましては数百億というオーダーになるかと思います。
○有島分科員 といたしますと、これは地下鉄よりもずっと安くできるということに相なりますね。
○半谷説明員 この八号線の地下鉄の工事費については私ども伺っておりませんけれども、普通の地下鉄の建設費は、場所によってずいぶん違いますけれども、恐らくキロ当たり百億から三百億ぐらいのオーダーではないかと思います。したがいまして、いま私が申し上げましたのは、これは私どもとして先ほど申し上げましたように小名木川の貨物線を旅客線にするための具体的な計画をやっておりませんので、きわめて概算で申し上げたわけでございますけれども、恐らく工事費においてはそう大きな差は出ないのではないか、そういう感じがいたします。

第151回国会 衆議院予算委員会第8分科会第1号(平成13年3月1日)
○東(祥)分科員 次に、小名木川の貨物線の問題について質問させていただきたいと思います。これまで何度となく質問させていただいております、東京都江東区にありますJR貨物の越中島線についてお尋ねをします。
 臨海副都心を有します江東区は、現在、地下鉄東西線有楽町線、都営新宿線、先ごろ開通いたしました都営大江戸線など東西に延びる線と、西側の深川地区と言われる交通網は非常によくできておるんですけれども、東側の一般に城東地区と言われる地域の南北交通網がなかなか整備できない状況であります。したがって、既存のJR貨物線の旅客化が長年の夢でもあるわけであります。しかしながら、今日までいろいろな角度から検討をしてきておりますけれども、最後には採算性の問題だとか事業主体の問題でなかなか実現に至らず、今日に至っているわけであります。
 ところが、先ごろJR貨物側から、小名木川貨物駅の廃止に伴う跡地開発が発表されました。十ヘクタールに及ぶ、住宅とショッピングセンターや映画館などが併設する大規模開発と聞いております。
 そこで、質問なんですが、この大規模開発によってJR貨物越中島線に付加価値がついてくるわけでございますが、そのことによって旅客化の問題について少し状況が変わってくるのではないかと思われるんですけれども、再度旅客化の検討ができないかどうか、お尋ねしたいんです。
○安富政府参考人 先生お尋ねのJR貨物小名木川駅の再開発に伴う貨物線の旅客線化でございますが、おっしゃるように、再開発によって住宅あるいは商業施設といったようなことができることによりまして需要が想定されるわけでございますが、この貨物線の旅客線化を実際にやるとなりますと、この部分は非電化でございますので、例えば電化をする、あるいは信号保安設備を設ける、駅施設を設ける、さらには亀戸のところでどういう連絡施設をつくるのかといったような幾つかの検討課題がございます。
 こういうことをやりますと、実際問題として非常に多額の投資が必要になるということで、実はこの線は、JR貨物が使っているわけですけれども、JR東日本が所有しているところでございまして、現在の段階では、東日本が、実際問題としてそれだけの多額の投資がある場合に、周辺の需要等の関係での採算性、そういうことについて余り多く期待できないということから、旅客線化については極めて消極的な状況でございます。
 ただ、今後地元と具体的に、再開発した結果どういう需要が出てくるのかということは、もう少し将来的な点について、需要あるいは採算性といった問題について基本的な事項を検討していく必要があるかと思いますが、そういう地元と、あるいはJR東日本との検討状況というのを見ながら、我々としても適切に対応していきたいというふうに考えております。
○東(祥)分科員 将来にわたってはまだ出口が閉まっていない、積極的でもないし、一〇〇%消極的でもない、そういうふうに聞きます。
 そこで、お聞かせ願いたいんですが、近年ヨーロッパを中心に新たな都市内公共システム、LRTというのでしょうか、ライト・レール・トランジット、これが話題を呼んでおります。床が低くて乗りおりが便利で、地下や高架でも走行できて、かつ建設費が地下鉄や新交通システムに比べ低廉であるものと聞いておりますが、例えば、この越中島線の旅客化にこのLRTの導入の可能性はないのかどうか、いかがでしょうか。
○安富政府参考人 先生今御指摘のとおり、通常の列車を運行するよりも、このLRTという形で低床式の車両を運行するというのは、かなりコスト的には有利ではないかというふうに考えます。
 ただ、この場合も同じことでございまして、LRT、通常電車だと思いますが、電化施設であるとか信号保安設備とか、そういう問題についてはやはり何らかの投資が必要でございますので、そこら辺を含めて、全く私も可能性がないとは言いませんが、その可能性に向けてやはりこれから検討していく問題ではないかと思っております。
○東(祥)分科員 局長は、どこかで検討してもらって、それを踏まえて対処したい、多分そういう意味なんだろうけれども、どこかで検討するように鉄道関係者といいますか、鉄道事業者を含む関係者間、この検討を促していただくようにイニシアチブをとっていただけないでしょうか。
○安富政府参考人 この問題、鉄道事業自体の基本的な問題でございますが、鉄道事業の実際の運行をどうするかということについては、基本的には各事業者に任されている話でございますが、ただ、地域開発という観点から、地元として今後鉄道自体とあるいはまちづくりをどういうふうに考えていくのかということは重要な観点だと思います。
 そういう意味で、我々としては、やはり地元からぜひそういう声を起こしていただいて、我々としてもそれについてJRを含めた鉄道事業者の指導という点では努力していきたいと思いますが、やはりまちづくりと一緒になってこの鉄道をどう再生するのかというような観点から、ぜひ地元で御検討いただきたいと考えております。

平成に入ってからも旅客化の話がでているようです。
しかしそれほど長い区間でもないうえに沿線には地下鉄も通っているわけですから、現行線を電化するにせよLRTにするにせよ、それほどの需要があるとも考えにくいです。