おおさか東線
先日の日記で少しふれた、大阪外環状線の正式名称が決定したようです。
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173226_799.html
(1)名称
「おおさか東線」(おおさかひがしせん)(2)選定理由
新線の名称として清新で親しみやすいこと、および地理的に大阪府東部の路線であることを分かりやすく示す名称として、「おおさか東線」に決定しました。
それほど環状でもないのに「環状線」というのがはばかられるのか、あるいは国道の大阪外環状線と区別するためか、「おおさか東線」だそうです。まあ、環状の名称を放棄した点と、明確に「東」と言い切ったという点で、阪和連絡線への乗り入れの可能性は一層薄くなったようです*1。
でもって、駅名のほうですが、JRの名を冠する駅名が3つあります。「JR河内永和」「JR俊徳道」「JR長瀬」です。まず疑問なのは、他線接続駅とそうでない駅とがいっしょくたにされている点です。「JR俊徳道」が接続駅ならば「JR長瀬」も近鉄と接続していると誤解されたらどうするのでしょうか。この場合は、接続駅なのに「JR」を冠するというほうが妙で、JR小倉もJR五位堂も接続駅ではありません。JR東西線(仮称段階では「南森町」「野田阪神」がそれぞれ正式名称で「大阪天満宮」「海老江」)のときも、接続駅に独自名をつけており、このあたりの意図はよくわかりません。鶴橋駅の場合は普通に国鉄(省鉄)が私鉄に合わせていたんですけれどもね。
ついでに「JR河内永和」は少々まわりくどいです。冠を2つつけるというのは非常に珍しい例です。ズバリの永和だと関西本線に同名駅がある、というのなら、ここはひとつ「人ノ道」*2でよかったのではないでしょうか。「駅の近くに史跡がある場合はその名前を付ける」というJR西ルールに則って。