小説(3)

クリスティについて。
子ども向けのものが、ポプラ社からも何冊か(「ABC」「オリエント急行」など)でています。文庫版、ミステリーボックス、ポケット文庫版があるようです。「アクロイド*1」のタイトルは「いったい誰が犯人だ!?」となっていますが、そのポプラ社版はウィキペディアの「アクロイド殺し」の項目にはリストアップされていません。ウィキペディアでは、「ABC」についてはポプラ社文庫も掲載されているのですが、こんどはあかね書房(少年少女世界推理文学全集)が載ってません。あかね書房は、私が読むきっかけになったシリーズです。
 
ポプラ社のミステリーボックスシリーズには、クリスティと並んでエラリー・クイーンもあるようです(「悲劇」シリーズ)。しかしエラリー・クイーンについてはハヤカワの「クリスティ文庫」に相当する全集ものがないので、全部集めようとすると難しいです。悲劇シリーズは角川、国名シリーズは創元、中・後期は早川、みたいに分けて集めることになります。私は中期のものが好きなのですが、推理ものとしては若干すっきりしないですね。そのすっきりしない感じが私は好きなのですけれども。

*1:The Murder of Roger Ackroyd