ヒーリング

最近ちょっと体調を崩してしまって、部屋で寝込んでいました。外出するのもままならない状況(布団からでると強烈に寒気がする)だったこともあり、部屋がけっこう散らかってしまいました。薬の説明書が小さい字で読みにくくて、「頭が痛い人間がこんなもの読めるか」って思いましたが、よく考えてみると薬の注意書きなんていうのは看病する人間が読めればそれでいいわけで、結局、世の中は一人暮らしするにはできていないんですよね。ところが、知人に薬を選んでもらおうとしたら「第2類医薬品って何?某大学の教養みたいなもの?」みたいな質問されて、「イヤ私いまアタマ痛いから、そのへんのことはなんかでググっといて」みたいな返事するのが精いっぱいだったのです。
さて、もともと私が理想とする部屋というのは、コックピットのようにマシンに囲まれた空間や、部屋の四面、いや足元も含めて5面に本が並ぶ書斎だったのですが、しかしそれはどうも病人には優しくないなと思えてきました。というわけでちょっと私も宗旨変更しました。テーマは病室です。エヴァンゲリオンのアンドロイドみたいなキャラクタがそんな感じの部屋にいましたが、そういう感じです。
まず玄関からベッドまでの動線がスムーズなことと、ベッドからトイレまでの動線もスムーズなことが条件でしょうか。しかし今の部屋にはかろうじてベッドがありますが、あまりに吐き気がひどいのでトイレの前に置こうとしたら、スペースの関係でトイレのドアが開きにくくなってしまいました。もっと、こう、玄関を開けたらドーンとベッドがあって、家に帰ったらすぐに倒れることができ、でもって、その隣にはソファー椅子があっていつでも見舞いに来れますよ果物の皮をむいてください、という状態がいいかもしれません。ここで、ベッドサイドに食べ物などを置くテーブルがほしいのですが、テーブルは壁際に置くことになります(でないと動線の邪魔になる)。まあ、普通はベッドは壁際にくっつけて置くのですが、しかしそうすると室外の騒音が大きくて病人にはストレスになります。特に私の部屋は壁の向こうは道路ですから。