たぶん5科目で合っていると思う。

チャチャ入れなのでトラバ送りたくないから、こっそり。
 
調べろ。(おおやにきさま)
ttp://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/archives/000283.html

「世界的な科学者」とあるので独断と偏見によりとりあえず調査範囲を旧帝国大学7校の理系に限定したところ、二次試験で5科目を課す大学・学部はゼロ。4科目を課すところが東大・京大の一部(東大の理系各科類前期、京大の理・農・医・薬・総合人間各学部前期)。

東大理系はいわゆる「4教科5科目(=英数国理2)」じゃなかったっけ? と思ったら、どうやらおおやにきさまの文章では「教科」と「科目」の区別がごっちゃになっているみたいです。
教科は「理科」、科目は「化学」「物理」など。なお入試科目としては「物理」ですが、文科省告示(指導要領)上は「物理I」「物理II」。

平成18 年度東京大学入学者選抜の実施教科・科目等について(理科各類)
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/pdf_e0102/H18kamoku.pdf
 
元ネタ(「窓・論説委員室から」)での「5科目」というのがおそらく「すべての科目(分野)をまんべんなく」くらいの意味であって5という数字はシンボリックなものにすぎない、というのはおおやにきさまも踏まえてのことでしょうけれども。

ところで指導要領といえば、最近は中学校でイオンを扱わないとかで、高等学校の生物の教科書には能動輸送のところで「ナトリウムとカリウムの移動」と書かれているらしいです。しかし、たとえば水酸化ナトリウムが水溶液中で電離していてもそこに金属ナトリウムが存在するわけではないのと同様、体内で金属ナトリウムが能動輸送されるわけではないはずです。まあ、そこでの「ナトリウム」は単体のみを指すのではなくNaイオン等をも総称するものだと考えれば、あながち間違っているわけではないのですが、それでも、「はじめはイオンについて触れていたのだが検定で直すように求められた」という経緯を考えると、なんともすっきりしません。