大画面時代

大画面時代のスピーカーの選び方
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0605/31/news121_1.html
 
ピュアとAVはできるだけ分けたほうがよい、と私は考えていますので、なかなか同意する点が多い記事です。
しかも、文章を読み進めて行くと、

――システムでなくても、マルチチャンネルすべてを小型で高性能なスピーカーで揃えるという選択肢もありますよね。

麻倉氏: それならELACがオススメです。ELACのスピーカーは、小型なのですが実に俊敏に反応してくれ、透明で同時に深い。音の練り上げ方が秀逸で、粒子感が細かいのです。今イチバンの注目は「330.3 JET」。JETというアルミツィーターが特徴なのですが、今回の製品は磁気回路がフェライトからネオジウムに変わって、さらに音質に磨きをかけました。

 2chでの音楽の再生もいいのですが、小型筐体を生かしてマルチチャンネルのすべてを「330.3 JET」で揃えたサラウンドシステムは「こんな高品位なサラウンドがあったのか」というぐらい自然で、なおかつ剛性感・安定感があり、ユニットなりもせずに落ち着いて音が響く。いいスピーカーを均一に鳴らした時の喜びは、波面が均一になって安定したよどみないなめらかな感じに包まれるようです。

なんて書かれています。やっぱり自分のスピーカーをホメられると嬉しいですよね。私のではないですけれど。
ただ個人的には、ELACは「粒子感が細かい」というよりは「トロ味が心地よい」感じが強いです。粒があまりに細かくて、まるで流体のように思える、というところでしょうか。しかし、KEF、モニオ、そして330.3 JET(通称:投光機)って、なんとも豪華なラインナップですよね。
 
ところがその直後の文章では、

――もう少し手頃なスピーカーも紹介してください。

って書かれています。いやはや、確かに。