夏のアイスティー

毎年夏になると、おいしいアイスティーを作りたくなるものです。にごらせずに、薄くないものを作るのはちょっとたいへんなのですが、しかしあのはるかぜちゃんも「誹謗中傷を受けた時は、紅茶を飲んで落ち着かせてる。」とおっしゃっているくらいですから、私もがんばりたいです。アイスティーといえばディンブラがけっこう有名なのですが、個人的には、ガツンとくる「紅茶を飲んだぞ」という感じが弱いなという気もします。そこがウリでもあるのですが(飲みやすくて渋みが少ない)、しかしツイッターで炎上しているときにはもっと力強いものがほしいかもしれません。
 
ととモノ。最近、新作が発売になったのですが、それを機に、初代からやり直そうと思いました。あるいは、「ととモノ1を初代と呼ぶのは、XTHの存在を無視している」という批判もあるでしょうが、個人的には(1と2をプレイしたことがあり、2は未クリア)、メーカーがウィズの冠を外すのにはそれなりの決意があったはずなんです。そこを私は尊重したいです。まあ、版権の問題なんですが。
いちおう軽く整理しておくと、日本版ウィザードリィ外伝は、アスキー(及びアガン・ウコーツ、59 Studio)、スターフィッシュ、学園系などに大きく分かれ、そのなかでも学園系は、XTH派(ムラマサ)とととモノ派に分けられます。もともと「5種族8職業2呪文系統」だったウィズは、まず本家(サーテック版)から種族や職業が増え、ついでそれに影響されてアスキー系、学園系も多種族・多職業となりました。しかしその後のアスキー・アガンは「戦闘の監獄」で5種族8職業に戻り、原点回帰の姿勢をみせました。私も(序盤をさわらせてもらっただけですが)、サクサク進むというアスキー系ウィズのいいところが出ていて好きです。
さて学園系についてもう少し詳しくみてみると、「ウィザードリィ・エクス」(XTH)から、「GENERATION XTH」(G-XTH)と「剣と魔法と学園モノ。」(ととモノ)という2つのシリーズが分かれました。2つのシリーズのいずれにもウィザードリィの名前がついていませんが、これはこの頃にアエリアが商標を取得したという事情があります。でもって、これらのシリーズはすべてシステムやグラフィックなどが類似している一方、制作会社・販売会社が異なるという事情もあります。そのあたりの事情が話をややこしくしており、特に、アクワイアが続編(のようなもの)を作る正統性については、議論がなされているところです。いちおう、ウィキペディアの記述を引用しておくと、

なお、2010年9月現在これらの類似点に関しては開発元のゼロディブ、発売元のアクワイア、および海外版パブリッシャーのATLUS USAからの公式なコメントはなされていないが、コミックマーケット78のアクワイアブースで販売された本作の設定資料集内の各キャラクターラフイラストにはウィザードリィエクス2の登場キャラクター名が記入されている。

となっています。