必修科目の履修漏れ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000001-yom-soci
旬を逃がしているので、箇条書きでいきます。

・騒ぎが少し大きくなりすぎている気がします。こういうネタが今マスコミで騒がれて、得をするのは文科省ですから。
・今回の騒動のせいで、地歴教員はせっかくの冬休みを潰されて、それで、イヤイヤ出席する生徒のために授業するわけですから、大変かもしれません。まあ、学校側すらも渋々行う補習授業なんて、きっと内職公認なんでしょう。
・しかし人気がないですね世界史は。「そもそも学習指導要領で地歴2科必修なのがおかしい」なんて言われかねないですし。学校側も「日本史や地理の中に世界史の要素もあるため、二科目分の単位が認定できる」とか釈明していますしね。
・必修科目の不履修なんて、進学校では昔からの慣行でしょう。時間割にないはずの理科Iや現社の成績がなぜか通知表に記載されていたり、英語の授業の初めになぜか物理Iの教科書が配布されたり、という話は20年くらい前からありました。
・大学ではさすがにこういう話は聞きませんが、ひょっとすると、試験対策のために行政法の時間に民法の択一対策をやったりしていたらどうなっていたでしょうか。って、大学に指導要領はないか。あったら、刑法を教えられない刑法教員なんてとっくにクビだし。